臨機応変な対応力が求められる歯科衛生士
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2019.09.24臨機応変な対応が得意なら歯科衛生士
歯科衛生士とは
歯科衛生士は、歯科医師の治療をサポートする専門職です。医師の指示のもと、歯石の除去をはじめとした歯科予防処置や患者さんに歯の磨き方を指導する歯科保健指導、医師への器具の受け渡しといった歯科診療補助行為などを行います。主にアシスタント業務を担う歯科助手との違いは、患者さんの口腔内に直接触れて医療行為を行えることです。資格が必須ではない歯科助手に対し、歯科衛生士になるには国家資格を取得する必要があります。
歯科衛生士は、女性に人気の医療職です。歯科は基本的に夜勤がなく残業も少ないため、仕事とプライベートのメリハリを付けやすいと言われています。結婚・出産後に仕事と家庭を両立したい女性にとって、歯科衛生士は魅力的な職種です。なお、近年口腔ケアへの意識が高まっており、医療機関だけでなく教育機関や介護施設、民間の医務室といった多種多様な分野で歯科衛生士の需要は広がっています。
歯科衛生士になるには
国家資格である歯科衛生士の資格を取得するには、歯科衛生士国家試験に合格する必要があります。高等学校を卒業後、大学や専門学校、短期学校といった歯科衛生士の養成校に入学して定められたカリキュラムを履修すれば、国家試験の受験資格が与えられます。そして国家試験に無事合格し、厚生労働省の認可を受けてはじめて、歯科衛生士を名乗れるのです。
国家試験では歯科衛生士の仕事に関連することだけでなく、基礎的な医療知識も問われます。覚えなければならない専門用語が多いため、暗記力も重要です。ただ、学校の授業や実習で養った知識を整理して試験対策をしっかり行ってさえいれば、無事合格することができるでしょう。そのため、ここ数年の国家試験の合格率は90％以上と非常に高い数値になっています。
歯科衛生士の適性とは
歯科を訪れる患者さんの症状は多種多様です。患者さんの訴えを聞き、なおかつ医師の指示に従って業務を進める必要があります。そのため歯科衛生士に向いているのは、その場の出来事に臨機応変に対応できる方です。
また、高いコミュニケーション能力も大事です。患者さんに歯の磨き方や治療方法、現在の歯の状態などを伝える際、どの年齢の方でも理解できるように説明しなければなりません。患者さんの多くは不安を抱えているため、それを取り除いてあげる必要もあるでしょう。医師や他のスタッフとの連携も求められるため、歯科衛生士にとってコミュニケーション能力は欠かせません。
歯石の除去やマウスピースの作成など繊細さが求められる作業が多いため、細かい作業が好きな方や手先が器用な方にもマッチしています。
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